過程を楽しむ
昨日は寒風吹きすさぶ中、六本木の2121デザインサイトへ。
その名もマル秘展という、名前だけでは何がなんだか分かりませんが、各界のデザイナーたちのデザインが出来上がるまでの過程が展示されているものを見てきました。
デザイナーと言っても建築、プロダクト、空間、テキスタイル、ロゴマークなど多種多様であり、デザインの手法も言葉から入る人、デッサンから入る人、立体から入る人などこれまた多種多様で実に面白かったです。
たとえ完成したものがすごくシンプルなものだとしても、そこへたどり着くにはあっちへうろうろこっちへうろうろしてやっと形になるようです。
そして簡単なデッサンのようなものでもちゃんと残している方が多いのにも驚きました。今回は採用されなくてもいつか使えるかもしれないと、アイデアとして残しておくのでしょうか。
20数人のデザイナーの原画等がまとめられており、一番最後に出てくるのは今回の展示をプロデュースした方のものでした。この展示の方向性などを決めていく過程が展示されており、メタ的な面白さがありました。
特にクリエイティブな仕事をしている訳ではありませんが、いろいろと刺激を受けました。ものすごく当たり前のことですが、頭を使うのは大事だなと思いました。
ちなみに建物の読み方はトゥーワントゥーワン。12/21に2121に行きましたというどうでもいい情報。
続いて北参道のGAギャラリーへ。建築関係の展示をしている小さな建物ですが、こちらでPLOT 設計のプロセス展を見てきました。
特に意識はしていなかったのですが、こちらも建築のアイデアの制作過程をまとめたものです。建築は模型でスタディすることが多く、ずらっと並べられた似てるけど細かいところは違う模型が圧巻でした。
中でも、最初のボリューム検討から方向性の検討、ディテールの追求、方向性の再検討、ディテール詰め、そして完成、という流れを模型と簡単な解説付きでまとめられていた展示がとても面白かったです。
完成は来年の夏頃らしいので、どのようになるのか楽しみです。
どんなものであれ展覧会的なものはとても楽しく面白く、いい意味で刺激的で暮らしに彩りを与えてくれるものだと思うので、来年はちょこちょこ見に行けるようにしたいです。