オリンピックを見ない理由

※自分の考えをまとめるための文章なので読まなくてもいいです

五輪開催反対派である。

なので開会式含め五輪中継は一切見ないし、メダル獲得のニュースなども目に耳に入れないようにしている。

理由の一つは、自分の中で整合性が取れないから。

開催に反対である。しかし開催すれば楽しむ。閉会したらまた反対する。ではあまりに虫が良すぎる。

自分の中でその筋は通す。

もう一つの理由として、政治利用されないため。

開催を強行した原因の一つとして、「開催してしまえば国民は五輪に夢中になって批判しなくなる」「楽しませれば『開催してよかった』と思わせることができる」「感動させれば『コロナに打ち勝った』と言い切ることができる」という意図があるだろう。

それに、すでに出てきている開会式の視聴率が何十％を超えたとか、開催してからは肯定的なツイートが増えただとか、そういった報道も開催の正当性の追い風になってしまう。

例え批判するためになどと理由を付けても、開会式を見たひとりに入れられてしまうし、開会式を楽しんだツイートのひとつに含まれてしまう。

 スポーツ選手や新聞社・テレビ局などは、生活がかかっている、金銭的なメリットがあるという側面から見ても、内心がどうであれ五輪で盛り上がるのはしょうがないと思う。

ただ、我々一般人が五輪を見たい理由は面白いから、楽しいから、感動したいからだけであって、そこに「五輪開催を反対しながら見る」ことを正当化する要素はない。

選手は被害者だから、というのは間違いないが、それは応援しにくい、応援できない状況で開催を強行したお偉方に責任があるので、加害者は応援しない一般人ではなく、お偉方である。

 今後どうなるか一切分からないが、もし五輪がきっかけで大惨事になった場合、（日本人選手の金メダルは感動したなぁ）と心の中で思いながら「だから開催に反対したんだ」と声をあげられる器用さは自分にはない。

他の人のことをどうこう思うつもりはないので、中にはちゃんと割り切って応援できる人もいるかもしれない。

ただ、とりあえず自分はそれができないので、五輪からは距離を置くことにしている。