小さい財布が欲しい

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炒飯とミルク

先日テレビで、間もなく閉店する料理屋に取材に行っていました。

元芸人志望の店主は面白い店を作りたいと思い、考えた末におっぱい炒飯という看板商品を思いついたそうです。その当時はこれは流行るぞ、と思ったそうですが実際開店するとまったく人気にならず、近隣の住人に怒られてしまったそうです。

仮におっぱい炒飯が大ヒットしたとして、近隣の住人はクレームをつけに来たかと考えると、どうなんだろうかと。そこはもう分からないことなのでどっちでもいいんですが、少なくとも可能性として、同じ奇抜なものを出して結果的に大スベりした店と大ヒットした店で、どちらがクレームを受けやすいかとなると、まあ大スベりした店かと思います。

 

M-1でチャンピオンになったミルクボーイが、若手芸人相手の講習で質問を受けていました。その内容は「ミルクボーイやぺこぱのような優しい漫才と呼ばれるスタイルが最近増えてきているので、これからは優しい漫才の時代になると言われている、それについて」といったもの。

それに対し「自分たちは優しい漫才だとは思わない。ウケたから好意的にとらえられているが、もしすべっていたら叩かれていたと思う」と回答していました。

 

「勝てば官軍負ければ賊軍」「強いほうが勝つんじゃない、勝ったほうが強いんだ」など昔から言われていることですが、人はすでに出てしまっている結果に影響を受けてしまうものだと思うので、できればそこを完全に切り離して考えられるようになりたい。でもそれも難しいことだと思うので、せめて「今自分は結果に左右されている」ということを認識できるようにはしたいです。