小さい財布が欲しい

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旅にトラブルはつきもの

怪我もなく無事に帰宅。なにより。


本日の旅、最初の行き先は某ファストフード。
ここでモーニングメニューを食べながら、「バシャール スドウゲンキ」を読了。する予定が、コーンポタージュを頼んだところ、なぜかまだ準備が出来ていないとのこと。メニューには載っているのに。
温かいので飲めるのが他になかったので、シェーキ*1を頼むことに。もう予定破綻。
が、なぜかシェーキもまだ準備が出来ていないとのこと。メニューには載っているのに。
もうよく分からなくなり、なぜかオレンジジュースを注文。予想外。
この「バシャール スドウゲンキ」、発売されると聞いてちょっとだけ調べたところ、なかなか未知ゾーンの内容のようだったために緊張気味に表紙をめくったところ、
「この本は、須藤元気と、ダリル・アンカを媒体とする宇宙生命・バシャールが、東京で行なった対話を書き起こしたものです。」
いろんな意味ですごそうだ!


読み始めるといきなり「パラレル・ワールド」「ハイヤー・マインド」「宇宙連合による地球隔離期間」などパワフルな言葉たちで溢れていた。
気を確かに、自分!
しかし読み続けていると、環境問題とか精神論など、なかなか地に足の着いた話題だった。
「自分とは関係のないものだ」と思っていた世界にも、ヒントになるものはたくさんある。
今回この世界に踏み込めたのは、須藤元気のおかげ。感謝。


重い、というかすごい内容で朝からいきなり疲れながらも読み終わり、次の目的地、ハマ美*2の「シュルレアリスムと美術−イメージとリアリティーをめぐって」展 へ。シュール大好きなので。
チケットを買い、エスカレーターを上るといきなり展示室4へ。なんかシュール。
面白かった。シュールだった。
明和電機のように、みんな真顔で変なことをしている感じだった。
エルンストがお気に入り。コラージュが素敵。


ハマ美も終わり、いざ鎌倉。
ここで腹ごしらえのため、事前に調べておいた素敵な感じのするカフェへ。コーヒーも紅茶も飲めないけれど。
しかし、ここでまたもトラブル。
カレーが売り切れ。予定が狂った。
何か食べようにも、ケーキしかないし、ケーキ食べられませんし。
しかたなくバナナジュースのみ飲む。うん、おいしい。
腹ごしらえも出来ず江ノ電長谷駅へ。
着いたとたん、「うわっ、すげぇ量の観光客!」とちょっと焦ったわたしも観光客。
みんなどうやら長谷寺か大仏を見にいくようで、今回の目的地、光則寺(こうそくじ)に行く人はほとんどいなかった。
光則寺への道は砂利が敷いてあり、ジャリジャリという*3足音に心癒されながら中へ入る。
「鎌倉から近いところにある、自然豊そうなお寺」という条件に当てはまりそうなために選んだ光則寺。
予想通り、というより予想をはるかに上回る自然に囲まれ、とてもいい雰囲気。観光客もあまりいなくて静寂に包まれていた。
脇の細い階段を上ると、日朗上人(にちろうしょうにん)の土の牢、というものがあった。
立看板を読んでも、どうして牢に入れられてしまったのかよく分からなかったが、なんだかものすごく重い空気が牢からは漂っていた。入りたくねぇな、こんなところ。
そして、閉じ込められてしまった日朗上人に寂しい思いをさせないため、周りに植物を植えたという素敵なお話が。
荘厳な空気の中、しばし癒される。


しかし、腹は減る。
時間はまもなく4時。そろそろ限界が近そうだ。
鎌倉っぽいものを食べたかったが、鳩サブレーじゃお腹いっぱいにならないので、あえて場違いなものを食べてみよう、と思い立つ。
そして迷わず中華屋へ。
おばあちゃんにマーボー丼を注文すると、緑茶を出してくれた。さすが中華。
マーボー丼が出来るまでの間、おばあちゃんはテレビで石川遼君を見ていた。さすが中華。
ほどなく出されたマーボー丼には、スープと漬物(たくあん&きゅうり)が。さすが中華。
レンゲと割り箸があり、ちょっと迷ったけれど中華ということでレンゲでいただく。
びっくりするほど辛くないマーボー豆腐。でもおいしい。でももう多分来ない。一期一会。


その後鎌倉駅で予定通り鳩サブレーを買い、帰宅。



「予定ガッチガチの旅」という名だったが、予定通り行かないこともいろいろとあった。
ほとんどが事前に予測できるはずのだったので、第2案、第3案を立てておくべきだった。
しかしコーンポタージュがないというのは驚きだ。


「予定通りに進めなければ」という頭で動いていたので、予想外のことに対応がしにくかった気がする。
ここでこれを食べる、と決めずおいしそうなところへ入ろうと思っていれば、あそこで中華屋には入らなかったはず。


目標を立て、予定通りにすすめようと思うときは、出来る限り起こりうる事象を事前に考え、それに対する対応を用意することが必要。
その場合でも、更なるトラブルが発生することも十分ありうると心得、予定表よりも目の前の現実を見、柔軟に対応する心がけが肝要である。
そんな、感想。
もう、こんな旅はしたくない。

*1:シェークではない

*2:横浜美術館

*3:だじゃれではない