難しい

最近、とある人といろいろとお話をした。
何が好きなの？とか、趣味は？とか、そんなレベルの話。

そういうことを聞かれて、一応すぐに答えられた。
「○○が好き」と。
ただ、「なんで？」と聞かれると、言葉に詰まってしまった。

「好きな本は？」
「宮沢賢治の銀河鉄道の夜」
「なんで？」
「えっ・・なんか、童話っぽいんだけど、なんか大人向けみたいな気がするから」
「どの辺が？」
「えぇっ？！なん・・か、子供の乗った電車が宇宙に行くっていうのは、童話っぽいよね？でも、話の内容がなんか子供じゃなくて大人が読んだほうが、理解できるような気がするんだけど・・」
「自分も読んだんだけど、普通の子供向けの童話だと思った。どの辺が大人向けなの？」
「えぇぇ？！・・わかんない・・」

うーん、難しい。
なんとなく好き、で十分理由になると思う。
でもそれだと人にすすめられない。
「これ、全体的に、なんとなく面白いよ。」と言われて興味持つか、って話だ。

自分の好きなものを、できればやっぱり他の人にも好きになってほしい。
好きになってくれなくても、存在だけでも知って、興味を持ってほしい。
その興味を持たせる、巧みな話術を身につけたいのだよ。

論理的でも抽象的でもいいから、わかりやすい表現を心がけたい。
ぼく、がんばる。