小さい財布が欲しい

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本当の厚木は本厚木

厚木駅は海老名市。
 
本厚木へお出かけ。
新しい服が欲しいのと、うろうろしてちょびちょび写真を撮りたいのと、ヒトカラに行くのが目的。しかし家を出てすぐに今日は土曜日ということに気付き熱唱は断念。今度の平日に安く歌おうと思う。
あいにくの曇り空、というより間もなくにでも降り出しそうで散歩あんまり出来ないかなーと電車の窓の外を眺めながら思っていたら、本厚木駅の直前で相模川を目にした。これはぜひ行かなくては。撮らなくては。
と思い、電車を降りて頭の中で川の方向を意識しながらそっち方面へ歩いていく。
途中ちょっと面白げなものを写真撮ったりにやにやしながら眺めたり、まだ雨大丈夫そうだ、川着いたら写真とってゆっくりしようなどなど思いを巡らせ、なかなか楽しかった。
交差点に地図があったので、信号待ちついでに川までの距離を確認すると、なにがどう間違ったのか分からないが、超がつくほど真反対に進んでいたらしい。割と広域のその地図に川がちっとも載っていないなんて。
まぁいい、歩くのも楽しいし、面白いものにもちらほら出会えたしこれは決して無駄な時間じゃなかったな、時間もまだ2時だゆっくり行こう、そんな気分で歩いていく。
駅の方向は分かっていたのでそちらへずんずん進んでいく。駅までもう少しというあたりに駐車場が大量にあり、無断駐車の罰金が2万円のところと3万円のところが半々ぐらいの割合だった。この違いはなんだろう、ランク付けか?それとも、じゃあ1万円も安く停められる2万円のほうに無断で停めよう、と思わせる巧妙な心理テクニックなのだろうかなど考える。
程なくして駅に。今度は道を間違えないようにと意識し、ちゃんと頭の中に地図を描き歩き出す。
 
そして。それからの記憶がすでにあいまいなのだ。
とりあえず、道を間違えた。とにかくもううろうろうろうろ厚木市南部を歩き回り、なんとか川沿いへ着いた。
しかし何かがおかしい。土手が草ぼうぼうではないか。もっと小石がごろごろしてて草もきれいに刈り取られてて犬の散歩をしている人がたくさんいるのが土手ではないのか!
いや、犬の散歩をしている人はいたけれど。その土手ですれちがった、たった二人のうちの一人だ。
もうなんかすごく雨が降りそうでだんだん冷えてきて、でも一時間ぐらい歩き回ったせいで体は火照ってて、右見ても左見ても草ぼうぼうで、ものすごく寂しい気持ちになったので電話をかけた。
いいなぁ。暖かいなぁ。楽しいなぁ。
そのとき完全に迷子だったので、どこに進めばいいかわからず調べてもらうと、ちょっと先に橋があり、そこを渡ると社家(しゃけ)駅があるとのこと。
これはぜひ鮭おにぎりを食べなくては!と思い歩いていく。
少し進むと橋、っぽいものが2本見えた。
一つ目は橋の途中に展望室のようなものがあった。ガラス張りで、橋からせり出している。これは快晴のときはすごくいい眺めだろうな、なんて思いながら橋の入り口まで行くと、そこには立入禁止の文字。横には相模大堰と書いてある。
今調べたところによると、さがみおおぜきと読むらしい。
実に相撲っぽい。相模だし。
そしてどうやら川の水をせき止める役目があるとのこと。
しょうがない、次の橋を渡ろうとそちらに目をやると、明らかにその橋の上になにかが通っている。多分パイプだろうな。あれは人が渡るためのものじゃないだろうな、とほぼ確信。歩く。予想通りの結末。
さすがにもう自分歩けないっす状態だったので、通りのほうへ行きバスに乗る。バス超早い。あっという間に駅到着。すげぇ。文明の利器超すげぇ。
 
その後、そもそも川沿いでゆっくりするという目的があったことすら忘れ、駅周辺を楽しんだ。